tarinainanika
Corporeal Mime Creation & Education
tarinainanika(タリナイナニカ)は役者の身体表現を追求したコーポリアルマイムを専門とするフィジカルシアターカンパニーです。代表の巣山賢太郎とタニア・コークは、長年ロンドンのマイムカンパニーTheatre de l'Ange Fouに所属し、エティエンヌ・ドゥクルーの最後のアシスタントを務めたスティーブン・ワッソン氏とコリン・スウム氏に師事した経緯があり、2019年からは大阪市東成区のアトリエを拠点に、コーポリアルマイムの伝統を引き継ぐ第三世代のアーティストとして、クリエーションとエデュケーションを軸にした活動を国内外で展開しています。
CREATION
”演劇は演じる者が書く者の束縛から解かれた時、はじめてその名に相応しいものとなるだろう..."
エティエンヌ・ドゥクルー
コーポリアルマイム特有の身体表現を用いてゼロから作品を作り上げてゆくtarinainanikaのユニークな創作プロセスは、自由な発想の中に理想とするカタチを探求するアーティストの創造性を刺戟するものです。象徴的な演技によって紡がれた作品は現代の舞台芸術界に、従来の戯曲重視の演劇作品とは異なる新しい作品の「あり方」を提示しています。また、tarinainanikaはコーポリアルマイムの新たな発展の糸口を探り、豊かな芸術文化を育むために、他分野のアーティストとのコラボレーションや劇場以外の空間を用いたサイトスペシフィック作品の創作も精力的に行っています。
EDUCATION
"天才も忘れられ、人は死んでゆく。だが芸術は永遠だ。"
エティエンヌ・ドゥクルー
洗練された芸術文化は、より創造性に富んだ社会の形成に貢献するものです。今後、コーポリアルマイムという芸術が広く普及し、発展してゆくには、次世代のアーティストの育成が欠かせません。tarinainanikaはコーポリアルマイムの伝統を引き継ぐ第三世代のアーティストとして、コーポリアルマイムのメソッドを継続的に学習できるスクールを運営しています。また、芸術を通じてカラダの役割を見つめ直す訪問ワークショップも実施しており、学校授業、社内研修、異文化コミュニケーション、ムーブメント指導など、舞台芸術以外の場面でもクリエイティブなアタマとカラダの関係性を築くための活動をしています。